名曲解説:ドビュッシーの《水の反映》

このページではドビュッシーの『水の反映』を解説していきます!

クラーニャ

『水の反映』について学ぼう!

『水の反映』はドビュッシーが42歳前後の頃に作曲したピアノ曲集『映像 第1集』の第1曲です。『水に映る影』と訳されることもあります。

この曲は題名から想像できる通り、水をモチーフにして作曲されました。といっても水そのものを表現しているわけではなく、水に映った物の輝きや揺らめきを表現しています。

水をモチーフにした楽曲の歴史は比較的新しく、フランツ・リストの巡礼の年 第3年 第4曲『エステ荘の噴水』が先駆けとされています。ドビュッシーの『水の反映』もリストの作品に触発され作曲されたといわれています。2つの曲はテーマが似ているとはいえ、『水の反映』が水に映った物を描写しているのに対して、リストの『エステ荘の噴水』は水の流れる様を表現しており、同じ水でも違った情景を描写しています。

ドビュッシーのライバル的作曲家モーリス・ラヴェルもリストに触発され、水をモチーフにした作品『水の戯れ』を作曲しています。

水って身近だしありきたりなテーマに思えるけど、珍しい題材だったんですね

クラーニャ

ニャンチーニ教授

川の流れみたいな情景を描写することは多くあったが、水という物質に焦点を当てるのは今までなかったことなのじゃよ