名曲解説:ドビュッシーの夢(夢想)

このページではドビュッシーの『夢』を解説していきます!

クラーニャ

『夢』について学ぼう!

『夢』はフランスの作曲家クロード・ドビュッシーが1890年(28歳ごろ)に作曲したピアノ曲です。『夢想』と訳されることもあります。

この曲はドビュッシー初期の作品で、お金が無かった駆け出しの頃に金銭を得るために作くられました。そのためドビュッシーは作品の内容に満足しておらず、発表を渋っていましたが、楽譜出版社の意向もあり出版されました。

ドビュッシーはこの作品について「駄作」、「粗悪品」、「ロマンティックなタイトルに惹かれて書いたに過ぎない」と語っています。

ピアノを弾くドビュッシー(1903年)

ピアノを弾くドビュッシー(1903年)

ニャンチーニ教授

作曲者は曲の内容に満足していないのに人気になる
クラシックあるあるじゃな
ラヴェルの亡き王女のためのパバーヌやボレロも似たようなパターンですよね

クラーニャ

『夢(夢想)』の原題は「Rêverie」、これを日本語に直訳すると夢や幻想、夢想になります。ただここでいう夢とは眠っている時に見る夢ではなく、起きている時に見る夢を指しています。英語では「Daydream」です。

逆に眠っている時に見る夢(Dream)は、フランス語で「Rêve」といいます。夢や夢想というと眠っている時に見る夢を想像しがちなので注意が必要です。

ロバート・ブラックマンの『夢想 Rêverie』

ロバート・ブラックマンの『夢想 Rêverie』

ドビュッシーの『夢(夢想)』はこの絵画のような感じで、起きている時に見る夢なんですね

クラーニャ

ニャンチーニ教授

日本語なら「白昼夢」が一番原題に近い訳になるぞ