名曲解説:イヴァノヴィチの《ドナウ川のさざなみ》

名曲解説:イヴァノヴィチの《ドナウ川のさざなみ》

ニャンチーニ教授

クラシックの名曲解説…
今回はヨシフ・イバノヴィチドナウ川のさざなみを紹介します!

クラーニャ

作曲家の紹介

作曲家データ
名前ヨシフ・イバノヴィチ (Iosif Ivanovici)
誕生1845年(ルーマニア・ティミショアラ)
死没1902年9月28日(ルーマニア・ブカレスト)
ジャンルロマン派
職業作曲家、指揮者、軍楽隊隊長
ヨシフ・イバノヴィチはルーマニアを代表する作曲家。作曲したジャンルはワルツ、ファンファーレ、行進曲などで、その数はおよそ350曲。ただしそのほとんどは現在演奏されていない。パリ万博で作曲賞を受賞したこともあり、当時はそれなりに有名だった。

ニャンチーニ教授による解説

ニャンチーニ教授

イバノヴィチドナウ川のさざなみがどんな曲か、簡単にわかりやすく解説していくぞ
楽曲データ
曲名ドナウ川のさざなみ(Waves of the Danube)
作曲者ヨシフ・イバノヴィチ
作曲1880年(34歳ごろ)
出版1880年
演奏時間約5分
ジャンル管弦楽曲 > ワルツ

パリ万博で賞を獲得した名曲

ニャンチーニ教授

ドナウ川のさざなみは、ヨシフ・イバノヴィチの代表作じゃ。1889年に開催されたパリ万博で演奏され賞を獲得。東欧を代表するワルツとして世界的に有名になったぞ
さすがパリ万博。影響力が凄いですね

クラーニャ

曲のテーマはヨーロッパ第2の大河

ニャンチーニ教授

曲のテーマはタイトルを見てわかるとおりドナウ川じゃ。ドナウ川といえばオーストリアが思い浮かぶじゃろうが、流域面積的にはルーマニアを一番長く通っておるのじゃよ
へー、以外ですね

クラーニャ

美しく青きドナウとは対照的なメロディー

ニャンチーニ教授

ドナウ川をテーマにした曲といえばシュトラウス2世美しく青きドナウが有名じゃのう。じゃが、あちらが優雅で明るい曲であるのに対し、ドナウ川のさざなみは感傷的でロマンチックな曲になっておるな
同じドナウ川がテーマでも、とらえ方が全然ちがうんですね

クラーニャ

元祖K-POPの基礎となった

ニャンチーニ教授

韓国大衆歌謡の元祖といわれている死の賛美という曲があるのじゃが、知っておるかな?この曲はドナウ川のさざなみのメロディーに歌詞をつけたものじゃ。日本で初めて発売された韓国語の曲でもあるのじゃぞ
死の賛美って凄いタイトルですね…

クラーニャ

윤심덕 사의 찬미.wmv

楽曲データ
曲名死の賛美
尹心悳(ユン・シムドク)
発売1926年8月
死の賛美は韓国大衆歌謡の元祖といわれる曲。日本で発売された最初の韓国語曲でもある。

歌を担当したユン・シムドクは東京芸術大学に留学した最初の朝鮮人学生で、帰国後はクラシックのソプラノ歌手として活動した。

東京留学中に出会った劇作家で早稲田大学の学生だったキム・ウジン(金祐鎭)と恋愛関係になるが、キム・ウジンは当時すでに妻と子供を持つ既婚者で、2人は1926年08月04日、下関から釜山に向かうフェリーに乗船し、対馬を通り過ぎたところで玄界灘に入水自殺した。

ユン・シムドクがこの時日本に訪れていたのは死の賛美のレコーディングのためで、自殺後すぐにレコードが発売されたため、この自殺騒動はレコードを売るためのマーケティングだったという陰謀論が韓国で流れたことがあった。

それによれば2人は生きていてイタリアで生活しているとのことだったが、結局調査はされなかった。

演奏を聴いてみよう

Iosif Ivanovici – Donauwellen Walzer (Waves of the Danube Waltz)